最近は美術に関係ない本ばかりご紹介しておりましたが、今回はゴリゴリの美術に関する本です。
名画を題材に構図の基本を分かりやすく解説した本です。
名画の画像と、それを少し修正した画像(配色や人物の配置など)を並べて構図の効果を一目瞭然にしてくれています。これが実に素晴らしい。ものすごく分かりやすいです。
フルカラーで文章は少な目なのでサラッと読めます。
美術にあまり興味がない人でも読んでておもしろいと思います。
個人的には美術部現役だったときに読みたかったなぁ。
構図に型なんてあるのを初めて知りました。
いえ、あるんだろうなぁ、とは思ってましたが今回初めて知りました。
最近研究に一区切りついたので何か描こうかしら。
それとも同じシリーズの本を読もうか。
最近、絵を描くときにパースをひいて物の配置を考えるとき、カメラの構図テクニックがとても重要なんだなって思っています。
返信削除風景画でクルマを描くとき、不自然な印象を与えないためにはカメラの高さと画角をしっかり意識する必要があるとのことです。
単純なイラストであっても、適当に画用紙上に配置して、パソコンに取り込んだ後で余白を切ってもなんとなくバランスが悪く見えたりしてしまうので、ラフ絵の段階でしっかり考えておかないとマズいらしいですね。一見、構図の勉強というと「?」な感じがしますが、これを思い起こすといかにその知識が重要かに気付かされます。
アナログで描くと構図をあれこれ試すことはすごく難しいのですが、今はデジタルでいろいろと加工ができるので、学ぶ環境としては本当に最高なんだなぁとも思いましたw
そうそう。
削除カメラとかは細かいテクニックもあるけど、構図で作品の良し悪しが大分決まっちゃうよね。
だから絵を描く上でその技術はすごく参考になる。
スマフォで高画質な写真撮れてしまうし、カメラの構図のことを知っておくと普段からの撮影が楽しくなりそうだ。
デジタルで描いたりすると描きたいものだけ描いて構図はあとでいじりながら考えるってことが出来ちゃうけど、やはり最初からある程度構図も考慮に入れた絵とは差が出ると思う。
描きたい対象の良さを引きだすためにはく、余白とのオールインワンで考えるべきなんだろうね。
ところで、なにかを参考にしてる風な文体に思えるんだけど、なにを参考にしたの?
そうそう、余白を意識する、っていう概念!
削除絵を描き始めると鉛筆の先ばかりに集中してしまいがちなんだけれども、キャンバス全体を意識するには、あえて何も描かれていない空白をよく見る必要もあるんだな、と思います。
音楽の演奏で「休符も演奏する」という言葉がありますが、絵も同じようなことがいえるのかもしれません。すなわち「空白も描く」……なかなか言葉にすると気持ち悪いですが(笑
先のコメントでカメラ高や画角がどうのうこうのといったお話がありましたが、これは湯浅誠さんの「風景デッサンの基本」という本を参考にして学んだ事柄です。
>音楽の演奏で「休符も演奏する」という言葉がありますが、・・・
削除なるほどなぁ。
「脳の右側で描け」って本でめちゃくちゃ近いこと書いてたな。
デッサンをするとき対象を見るんじゃなく、対象の輪郭より外(つまり空白)を
みながら形をとれってあった気がする。
そうすることで対象物の悪い固定観念が消えて純粋に描けるだそう。
まぁこの本は本当に絵のセンスが0、見たものもそのまま描けない人が
スタートアップとして読むべき本だからおすすめはしない。
学術的には面白いし絵の教育をしている人には是非読んでほしいが・・・。
あと「風景デッサンの基本」は気になってたやつだ。
最近は人体描くことのほうが多くてそこまで手が回らないから読むのいつに
なるかなぁ。