2015年8月20日木曜日

読書感想【世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方】

「世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方」という本を読みました。



このブログの名前の一部分にもなっている「システム」についての本です。ところで、システムとはなんでしょうか?wikipediaから引用しました。

 "相互に影響を及ぼしあう要素から構成される、まとまりや仕組みの全体"

本書で取り扱っている具体例としては、社会、経済、組織、環境などがありました。これらの複雑なシステムの本質の捉える方について書かれている本です。


以下、感想です。

まず、読んだら頭が良くなった気がしました。・・・いきなり頭が悪そうな感想がでましたね。
ただ、この本での考えは抽象的である分、適用範囲がかなり広いのは間違いありません。私の少ない人生経験にもいくつか適用できて、「なるほどなぁ」と思えたくらいです。
これからの複雑な問題に取り組んで行くときの考え方の良い基盤になると思います。


で、この本の中で一番印象に残った文がこちら

 "ヒエラルキーの当初の目的はつねに、その発生元であるサブシステムがその仕事をより良くできるように手助けすることです。"

ヒエラルキーとは「階層構造」のことで、この場合はシステム全体とその中にある小さなサブシステムの関係を表します。例えば大学を一つのシステムと捉えるならば、学部や事務などがサブシステムに該当します。さらに学部の中のサブシステムとして、クラス、研究室などとも考えられます。このクラスのサブシステムとしては学生・・・と、このようにシステムにおけるヒエラルキーはほぼ無限に考えられます。それこそ、大学自体も社会のサブシステムにすぎません。

さて、なぜこの文が印象に残ったかというと、これまでの私の考え方(というより思い込み?)と逆の考えだったからです。
これまで私は無意識に「大きなシステムはその目的を達成するためにサブシステム、または要素を組み合わせてできている」と考えていました。これは工学的な考えで間違いではないはずです。
会社で例えると、まず会社があって、その利益を伸ばすためにたくさんの部署があると考えていました。つまり、階層構造の上部のために下部の要素が手助けしていると考えていたのです。
しかし、本書ではその逆、階層構造の下部のために上部のシステムが手助けをしていると、としています。これまでトップダウン的だった考え方だけだったのですが、ボトムアップ的な考え方もあるんだなと思ったわけです。

「美術」をシステムと捉えて引用文の考えを当てはめることもできます。鉛筆画を例にすると、結局鉛筆画は紙に付着した黒鉛をいかに魅力的に見せるかですよね。この黒鉛がサブシステムにあたります。味気ない言い方ですが、それは間違いないと思います。
その黒鉛を魅力的にするために線や濃淡に気を使いながら人を描いたり風景を描いたりします。といっても、「黒鉛を魅力的に見せよう!」と思って絵を描く人はほぼいませんね。
きっと描きたいモチーフ(人、風景など)をどう魅力的に見せようか、と考えているはずです。


・・・と、最後は美術の話になってしまいました。ただ、一見システムと関係なさそうな美術とも結びつけることができるあたり、この「システム」という考えは非常に汎用的かつ重要なんでしょうね。

2015年8月17日月曜日

鉛筆デッサン【ウイスキーの小瓶】

今回は透明なガラスの質感を出す練習をしたくてウイスキーの小瓶(空)を題材にしました。
「デッサンの基本」には透明であること、光が反射、屈折するという特徴をしっかり観察しろとのこと。あと設置面をしっかり描くことで重みを表現できるらしい。
画像が今回描いたもの。実は最初はラベルがあったんですけど、邪魔なので外しちゃいました。


いやしかし、透明なものって難しいですね。何が難しいって、単純に鉛筆を重ねていったらどんどん不透明になっていくんですよね。デッサンで表現する質感の部類としてはかなり異質だと思うんですよ。描いてる途中は透明ってなんだっけ?というゲシュタルト崩壊を起こしました。

描いてみて気づいたんですが、「透明を描こう」とするんではなく、「透明でないものをしっかり描こう」という気持ちが大事ですね。なんというか、透明でないものをしっかり描くことで透明なものが際立つというか、そんな感じですかね。

人間が物体を透明だと感じる条件って何なんだろうなぁ。
奥にあるものが100%そのまま見えていれば透明と感じるわけじゃないし、やはり光の反射や屈折、ぼやけなんかが影響するのかな。この辺も人間の思い込みってのが影響してるかもしれませんね。というか、少なからずしてますよねこれ。



では今回はここで失礼します。

2015年8月10日月曜日

鉛筆デッサン【リンゴ】

美術を基礎から練習しています。

学部時代には油絵を描いておりましたが、当時はロクに基礎を学ばずに油好き放題描いておりました。大学院生になってからしばらく美術からは離れておりましたが熱が再燃。今度は基礎から学んでみてどこまでうまくなれるか実験中です。
なるべく体系化して、自分なりのロジックを組み合立てていければと思っております。

現在は以下の「デッサンの基本」という本を参考にしております。





まずはリンゴ。実物を買って描いてみました。(描いたのは1週間前)
このモチーフは美術部時代のデッサン会で何度か描いたことあります。多少本を読んで実践しただけあってか、今までで一番よく描けたと思います。(比較対象がないのが残念ですが・・・)
「かたちの変わり目」というそこで面の角度が大きくかわるところを意識することが立体的に書くポイントだそうな。
・・・しかしこれが難しい。実際みてもよくわからん。「この辺かな?」という感覚で描いてしまいました。
まぁでも、リンゴは形がシンプルで描きやすいし、描きこんでいけばいくほど立体的になっておもしろいですね。




今回は以上。
もうちょっと自分なりに参考になった部分をまとめたいけど、その時間があったら練習したいなというジレンマに襲われております。
ではではこれで






2015年8月9日日曜日

はじめに


 本ブログは某理工系大学生4人組が設立したブログである。基本的な目的は4人の交流及び作品(美術や音楽など)や自身の考えを公開することである。「美術システム科学」と銘打っているが、ブログとして公開する内容に制限はない。製作した美術作品や楽曲を公開することはもちろんのこと、プログラミングに関すること、最近読んだ本の感想などでも構わない。
 本ブログの投稿者である4人は元から知り合い同士だったわけではなく、大学のグループワークで出会った。大学教員が各学生の能力を加味して編成したグループでたまたま顔を合わせたのである。グループワークを進めるうちに、「創作活動が好き」という共通点があり意気投合した。グループワーク終了後に、その成果を更に発展させてスマートフォンゲームを開発しようとしたが、開発の遅れによりモチベーションを維持することが難しくなってしまい、挫折してしまった。しかし、それで終わってしまってはもったいないという意見が多かったため、まずは共同のブログを開設して各々独自に情報発信していた創作活動をひとつにまとめて交流してみようという考えに落ち着いのである。
 公開した記事による議論により、さらなる創造へ繋がることを期待している。