本ブログの「創作において大切な3つの要素とは」の記事について補足できそうなことがあったので書いてみる。
主題の与える影響がどう絵に影響するかを比較してみたいと思います。
主題について、私が過去に描いた油絵2枚を比較する。画像がその2枚です。1枚は主題を明確に考えて描いたもの、これをAとします。もう一枚はあまり考えずに描いてしまったほうで、これをBとします。
さて、この画像、どっちがAでどっちがBでしょうか?
ちょっと考えてみましょう。どんな主題だったか、どっちの方が好き、どっちの方が上手、ということも合わせて考えてみてください。スクロールした先に答えがあります。是非少しでも考えてからスクロールしてみてください。
ダララララララララ
ダンッ はい、左の桜の絵がBで、右の野球道具がAです。
個人的に上手く描けたと思うのはAです。Bは私が描いた7作品のうち下から2番目くらいの駄作の出来だったと思っています。
Aは実は初めての油絵です。描き始める前に先輩と以下のような会話がありました。
先輩「なんでこのモチーフにしたの?」
私「ん~、なんとなくですかねぇ」
先輩「なんとなくで決めるとなんとなくな絵にしかならないよ」
という会話。当時は主題という言葉は知らなかったけど、これで「なんとなく」を明確に考え直して描きました。その時考えた主題としては、「とにかく油絵っぽくしてみたい」「なるべくリアルに描きたい」という主題でした。初の油絵ということもあり、今思い出してみると割と強い気持ちでした。主題が具体的に伝わったかどうかは分かりませんが、今でもよく描けたと思っています。戦略や技法は知りませんでしたので、とにかく「試行錯誤」で描いていました。
対してBは、1年後に春の展示会ということでなんとなく桜をモチーフにして描いてしまったものです。
特に言うことはありませんが、個人的にはあまりうまく描けなかったです。ある程度経験を積んでいたのにです。それこそ主題がなくてぼんやりと描いてしまった結果でしょう。ある程度油絵を経験した後だったので、悪い意味での慣れがでたのでしょう。
今回紹介した油絵に限らず、これまでうまく描けたものはある程度の主題の強さがあり、うまく描けたなかったものは主題が弱いものでした。
やはり主題は大事なんだと認識できました。
あとふと思ったんだけど、主題って良し悪しはないけど、人気のある、なしはあるのかな。上手い絵なのに売れない、ちょっと下手な絵なのに売れるっていうのは主題が関係してそう。
上述したことはすべて私の「主観」です。AよりもBの方が良いと感じた方もいるかもしれません。
AとBを比較した感想をコメント等にくださると嬉しいです。
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